チロロ岳(読み)ちろろだけ

日本歴史地名大系 「チロロ岳」の解説

チロロ岳
ちろろだけ

日高山脈北部の山で、日高町の東部に位置する。沙流さる川支流千呂露ちろろ川の水源部にあたり、山名も同川に由来。標高一八七九・九メートル。南西にチロロ西峰(一八四八メートル)が連なる。「東行漫筆」には「サル川上チロヽ凡五日路程行、銅山、鉛も有之由」とみえ、「東蝦夷地場所大概書」にも「ウシヤフ」(右左府)より五里ほど川上の「チロ(ロ)と言所の山、昔金銅出し由申伝ふ」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android