チンジュ市(読み)チンジュ(その他表記)Chinju

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チンジュ市」の意味・わかりやすい解説

チンジュ(晋州)〔市〕
チンジュ
Chinju

韓国,キョンサンナム (慶尚南) 道の南西部,チンジュ盆地にある市。 1949年市制。ナクトン (洛東) 江の支流ナム (南) 江の中流にのぞみ,流域の物資集散地として発達してきた。高麗時代には晋州牧となり,晋州城が築かれている。キョンジョン (慶全) 鉄道とチンサム (晋三) 鉄道の接続地で,道路も四通しており,道西部の中心都市である。周辺の平野はチンジュ米と呼ばれる良質米を産するほかナシ,リンゴモモの果樹作が盛ん。交通の便と用水に恵まれ,繊維,機械,化学工業が発達している。晋州城址,矗石楼などの古跡があり,豊臣秀吉侵攻による壬辰倭乱で殉じた芸妓の論介をまつる論介門もある。面積 70km2。人口 25万 8365 (1990推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む