精選版 日本国語大辞典 「洛東」の意味・読み・例文・類語 らく‐とう【洛東】 〘 名詞 〙 みやこの東。京都の平安京東、京極大路(ほぼ寺町通にあたる)以東、または鴨川以東の地をさす。京都を中国の洛陽に、鴨川をその洛水になぞらえての呼称。[初出の実例]「洛東古寺号二禅林一、為レ結二良縁一引レ友尋」(出典:本朝無題詩(1162‐64頃)九・秋日禅林寺即事〈藤原実光〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「洛東」の意味・わかりやすい解説 洛東らくとう 京都府京都市の東部をさす通称。平安京の東という意で,洛西に対する。その範囲は明確ではないが,通常,鴨川以東あるいは東大路以東の東山西麓地帯,南は東福寺付近から北は慈照寺付近をさすことが多い。山科をも含ませることがある。同じ範囲を「東山」「鴨東 (おうとう) 」と呼ぶこともある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報