デジタル大辞泉
「中流」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ちゅう‐りゅう‥リウ【中流】
- 〘 名詞 〙
- ① 川の流れのまんなか。川の中ほど。また、上流と下流の中間。ちゅうる。
- [初出の実例]「中流採得甞看後、在々群官紫府仙」(出典:菅家文草(900頃)六・重陽侍宴、同賦菊有五美)
- 「その拍子に船はゆらゆら中流(チウリウ)へゆらめき出れば」(出典:滑稽本・七偏人(1857‐63)二下)
- [その他の文献]〔史記‐呉起伝〕
- ② 社会的地位や生活程度が中等の階層。
- [初出の実例]「苟(いやしく)も自立の志ある者は〈略〉まづまづ中流(チウリウ)に置かまく思へり」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉六)
- ③ 中庸を得たもの。〔史記‐礼書〕
ちゅう‐る【中流】
- 〘 名詞 〙 ( 「る」は「流」の呉音 )
- ① 令制で、罪の軽重によって流罪を三つに分けたうちの第二等で、遠流(おんる)より軽く、近流(こんる)より重い刑。信濃や伊予などへの流罪がこれにあたる。
- [初出の実例]「凡謀レ叛者絞。已上道者。皆斬。〈略〉子中流」(出典:律(718)賊盗)
- ② =ちゅうりゅう(中流)①
- [初出の実例]「中流(ル)に舟を失て、一瓢の浪に漂ふらんも、角やと覚へて」(出典:太平記(14C後)二二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「中流」の読み・字形・画数・意味
【中流】ちゆうりゆう(りう)
流れの中央。〔史記、周紀〕武王、河を渡る。中
にして、白魚
りて王の舟中に入る。武王、俯して取りて、以て祭る。字通「中」の項目を見る。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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