ツコタン(読み)つこたん

日本歴史地名大系 「ツコタン」の解説

ツコタン
つこたん

アイヌ語に由来する地名。コタン名のほか、岬などの名称としてみえ、「ツ子タン」(蝦夷商賈聞書)、「ツコタン」(東海参譚・廻浦日記)、「チコタン」(西蝦夷地日記・観国録)、「トコタン(板本「西蝦夷日誌」)などと記される。天保郷帳ではヲショロ持場のうちとしてツコタンとある。「蝦夷商賈聞書」に「古田宇市殿御預リ、出物鯡数子・串貝・干鱈・干カスベト魚ニホツケト申干魚、鮫油・煎海鼠少々、荷積三百石、運上金三ケ年ニ七拾両位」とみえる。「東海参譚」に七〇軒余とある(文化三年四月一八日条)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 中略

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む