普及版 字通 の解説
17画
[字訓] そる・のぞく・かもじ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は弟(てい)。〔説文〕九上に「髮を(き)るなり」とし、「大人に(こん)と曰ひ、小兒にと曰ひ、盡(ことごと)く身毛にぶを(てき)と曰ふ」とあって、とは顔などを剃(そ)ることをいう。のち剃の字を用いる。
[訓義]
1. そる、そりとる。
2. のぞく、髪をのぞく。
3. 髢(てい)と通じ、かもじ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ソル 〔字鏡集〕 タチカミ・ソル・キル
[語系]
・剃・thyeiは同声。thyekも声義近く、かもじに用いるものを髢dyekという。夷jieiも同系の語。髪には、草には(てい)、人には夷滅という。
[熟語]
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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報