てま・えるてまへる
- 〘 他動詞 ハ行下一段活用 〙
- ① 手に入れる。
- [初出の実例]「彼奴めは温(ぬっく)りといんつうをてまへて居が、無心云てもいっかな事」(出典:浄瑠璃・東海道七里艇梁(1775)六)
- ② 盗む。
- [初出の実例]「サア手まへたひんを、サササまき出せまき出せ」(出典:浄瑠璃・恋女房染分手綱(1751)二)
- ③ すぐに用意する。人形浄瑠璃社会の言葉。
- [初出の実例]「手まへてをく ちゃっと用意する」(出典:南水漫遊拾遺(1820頃)四)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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