ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テープラーポンプ」の意味・わかりやすい解説 テープラーポンプToepler pump ドイツの物理学者 A.テープラーによって考案された (1862) 水銀を使用した真空ポンプ。排気すべき容器にコックつきのガラス管をつなぎ,コックを開いて気体の一部をガラス管内に入れ,次にコックを閉じたのち,ガラス管内に水銀を押入れて気体を別の口から押出す。排気速度は小さいが到達真空は水銀の蒸気圧は別として 10-5 トル ( 1.33×10-3Pa ) に達する。現在では真空ポンプとしてよりも,2つの容器の間の気体の移し換えに利用されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by