物理学者(読み)ぶつりがくしゃ(英語表記)Die Physiker

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「物理学者」の意味・わかりやすい解説

物理学者
ぶつりがくしゃ
Die Physiker

スイス戯曲。2幕。 F.デュレンマット作。 1961年執筆。 62年2月 21日,チューリヒのシャウシュピールハウスで初演科学の進歩という幻影に憑かれて,人類が自滅寸前にさしかかる現代恐怖と危険を描き,科学者責任を問いかけた作品

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の物理学者の言及

【物理学】より

…同じようにphysicsが今日の物理学として独立したのは19世紀である。〈物理学者〉の意味のphysicistはW.ヒューエルが1840年に〈力と物質,および物質の諸性質について〉とくに専門的に研究する人間として新しく鋳造したことばであって,そのころヨーロッパで,実質上物理学が成立しつつあったことを物語っている。 物理学は,自然現象のなかで,物質,力,エネルギーを基礎概念としてとらえられるようなものを扱う学問であると一応の定義を与えることができる。…

※「物理学者」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android