ディピュロン出土のアンフォラ(読み)ディピュロンしゅつどのアンフォラ(その他表記)Dipylon Amphora

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ディピュロン出土のアンフォラ
ディピュロンしゅつどのアンフォラ
Dipylon Amphora

古代アテネの市門ディピュロンのそばの墓から発見された古代ギリシア盛期幾何学様式を代表する大きな墓甕。全面は水平の帯で何層にも分けられ,連続動物文,鋸歯文メアンダーなどの整然たる連続文様で装飾され,器の主要部には,死者哀哭の人々が表わされている。前 750年頃の作。アテネ国立考古学博物館蔵。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android