ディヤーラ川(読み)ディヤーラがわ(その他表記)Nahr Diyālā

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ディヤーラ川」の意味・わかりやすい解説

ディヤーラ川
ディヤーラがわ
Nahr Diyālā

チグリス川左岸の主要支流。イラン西部のザグロス山脈中のハマダーン付近に源を発し,シールワン川と呼ばれて西流し,イラクに入り南南西に方向を変じてディヤーラ県を流れ,バグダード南東 16kmの地点でチグリス川に合流する。全長 443km。乾季には下流は水がきわめて少くなる。流域にはいくつかのダムが建設されているが,イラン国境に近いダルバンディハーンのダムは,農業灌漑用,水力発電用などの多目的大ダム。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む