最新 地学事典 「デューク島超塩基性岩体」の解説
デュークとうちょうえんきせいがんたい
デューク島超塩基性岩体
Duke island ultrabasic complex
南東アラスカの南端,デューク島にある岩体で,従来アラスカ型と呼ばれる超苦鉄質累帯複合岩体。白亜紀前期ごろに貫入したと考えられる。単斜輝石岩とダナイト・ウエールライトを形成する2回の火成活動が関与していると考えられる。結晶粒径の違いによる層状構造が発達しているかんらん石単斜輝石岩が最も卓越し,一部がホルンブレンダイトを伴う角閃石─磁鉄鉱単斜輝石岩に遷移する。硫化鉱物に富む層がみられる。角閃石と斜長石からなるペグマタイトが周囲のはんれい岩との境界部に産する。ダナイト・ウエールライトは結晶モード比による層状構造が発達し,後期に形成されたと考えられる。参考文献:J. Thakurta et al.(2008) Geochem. Geophys. Geosystem. Vol. 9:1
執筆者:森下 知晃・端山 好和
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

