硫化鉱物(読み)りゅうかこうぶつ(英語表記)sulfide mineral

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「硫化鉱物」の解説

硫化鉱物
りゅうかこうぶつ
sulfide mineral

金属元素硫黄の化合物から成る鉱物群の総称金属と硫黄の原子比が,1:1のもの (閃亜鉛鉱,方銅藍など) や,2:1のもの (輝銀鉱輝銅鉱など) ,1:2のもの (黄鉄鉱白鉄鉱など) ,3:4のもの (グレーグ鉱,スミス鉱) など,ほぼ整数比になっているもののほか,多くの不定比化合物鉱物 (デュルレ鉱,方輝鉱,磁硫鉄鉱など) が知られている。重金属の主要鉱石鉱物は大部分硫化鉱物として産する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディア「硫化鉱物」の解説

硫化鉱物【りゅうかこうぶつ】

硫黄と金属,または硫黄とヒ素アンチモンセレンテルル,ビスマスとの化合物からなる鉱物。金属は銀,鉄,鉛,銅,コバルト水銀ニッケル亜鉛カドミウムマンガンモリブデンなどが主要なもの。多くは重要な鉱石鉱物。またABXの形でAが金属,Bがヒ素,アンチモンなど,Xが硫黄の化学組成をもつものを硫塩鉱物という。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版「硫化鉱物」の解説

りゅうかこうぶつ【硫化鉱物 sulfide mineral】

硫黄と金属の結合した鉱物。地殻中の硫黄の存在量は酸素に比べてはるかに少ないが,硫化鉱物は数多く存在し,地殻の主体をなす鉱物とは異なった挙動を示し,局部的に濃集して鉱石となり,これらの金属の原料となっていることも多い。V.M.ゴルトシュミットによる元素の地球化学的分類の一区分である親銅元素(銅,亜鉛,鉛,銀など)および親鉄元素の一部と,硫化水素H2Sをおもな分属試薬とする陽イオン系統分析法における親硫黄元素には共通するものが多い。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

国民栄誉賞

内閣総理大臣表彰の一つ。1977年内閣総理大臣の福田赳夫の決裁により設けられた。「広く国民に敬愛され,社会に明るい希望を与えることに顕著な業績のあった者」に贈られる。第1回受賞者はプロ野球選手の王貞治...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android