とし山(読み)としやま

精選版 日本国語大辞典 「とし山」の意味・読み・例文・類語

とし‐やま【とし山】

  1. 〘 名詞 〙 災厄があるとして、伐木したり、売買したりすることを忌む山。罰(ばち)山。癖山

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のとし山の言及

【癖地】より

…千葉,静岡,愛知の諸県でこれを癖地というが,山や田の場合は癖山,癖田と呼ばれる。同じ性格の土地は全国各地に見られ,タタリ地,ノロイ地,トシ山,バチ山,イラズ山,イワイ山,キショウ山,ヤマイ田,ケチ田,ブク田,ヤン畑,トシ畑などの名称が知られている。こうした土地には,地蔵や荒神があった所だとか,仏像が埋まっていた,刑場があった,土地の境界争いがあった,行路死人があった所だなどという伝承が伴っていることが多い。…

※「とし山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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