とひょう

精選版 日本国語大辞典 「とひょう」の意味・読み・例文・類語

と‐ひょう

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 軽率なさま。また、その人。
    1. [初出の実例]「妙心寺に金蔵主とて、一段ととひゃうなる坊主のありけるが」(出典:寒川入道筆記(1613頃)落書附誹諧之事)
  3. とんでもないさま。とっぴなさま。ばかばかしいさま。ひょうきんなさま。また、その人。とひょうし。
    1. [初出の実例]「何がとひゃうのよりあひなれば、けふもろくなはえさすまじとて」(出典:評判記・名女情比(1681)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android