とろっぺき(読み)トロッペキ

デジタル大辞泉 「とろっぺき」の意味・読み・例文・類語

とろっ‐ぺき

[名・形動ナリ]《「どろっぺき」とも》泥酔すること。また、そのさま。へべれけ。
何所で飲んで失せたか―になって来て」〈滑・浮世床・初〉

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精選版 日本国語大辞典 「とろっぺき」の意味・読み・例文・類語

とろっ‐ぺき

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「どろっぺき」とも ) 酔って正体をなくすこと。また、そのさま。へべれけ。また、大酒飲みの人。とろっぴき。
    1. [初出の実例]「いつの間に呑まれしぞ又例の大酒。どろっぺきに成り御目見え」(出典:浄瑠璃・南蛮鉄後藤目貫(1735)三)
    2. 「何所で飲でうせたかとろっぺきになって来て」(出典:滑稽本・浮世床(1813‐23)初)

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