大酒(読み)タイシュ

デジタル大辞泉 「大酒」の意味・読み・例文・類語

たい‐しゅ【大酒】

[名](スル)《「だいしゅ」とも》酒をたくさん飲むこと。また、その人。おおざけ。おおざけのみ。「限度をわきまえず大酒する」「大酒家」
[類語]大酒おおざけ鯨飲痛飲深酒ふかざけ飲み過ぎ飲み明かす飲み倒す飲み潰れる酔い潰れる

おお‐ざけ〔おほ‐〕【大酒】

多量の酒。たいしゅ。「大酒をくらう」
[類語]大酒たいしゅ鯨飲痛飲深酒ふかざけ飲み過ぎ飲み明かす飲み倒す飲み潰れる酔い潰れる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大酒」の意味・読み・例文・類語

おお‐ざけおほ‥【大酒】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 多量の酒。
    1. [初出の実例]「去程に某がおんなどもが、大ざけをたべて、酔狂をいたし」(出典:虎明本狂言・因幡堂(室町末‐近世初))
  3. ( ━する ) 多量に酒を飲むこと。おおざけのみ。たいしゅ。
    1. [初出の実例]「好色、博奕(ばくえき)、大ざけ、鶯(うぐいす)飼うこと、これは清次の定(ぢゃう)也」(出典申楽談儀(1430)附載)

たい‐しゅ【大酒】

  1. 〘 名詞 〙 酒をたくさん飲むこと。また、その人。おおざけ。
    1. [初出の実例]「歌道七賊 大酒 睡眠 雑談 徳人 無数寄 早口 証得」(出典:ささめごと(1463‐64頃)下)
    2. 「八蔵も大酒して宵(よい)より関に泊りしが」(出典:浄瑠璃・丹波与作待夜の小室節(1707頃)中)

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