トンティエン河(読み)トンティエンが(その他表記)Tongtian he

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トンティエン河」の意味・わかりやすい解説

トンティエン(通天)河
トンティエンが
Tongtian he

中国西部,チベット (西蔵) 高原上のチンハイ (青海) 省南部を流れる川。チャン (長) 江上流部の名称の一つ。トト (沱沱) 川とダム (朶爾) 川 (モロンウス川) が合流してから,スーチョワン (四川) 省境のユイシュー (玉樹) 県ディムンド (直門達) までをトンティエン河と呼ぶ。下流はチンシャー (金沙) 江と名を変える。タンラ (唐古拉) 山脈とバインハル (巴顔喀拉) 山脈の間を南東流するが,谷は比較的広く,流れもゆるやかで,放牧地となっている。ユイシュー県では農耕も盛んである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android