トーキングブック(読み)とーきんぐぶっく(その他表記)talking book

翻訳|talking book

図書館情報学用語辞典 第5版 「トーキングブック」の解説

トーキングブック

視覚障害者のために,文字資料を音読してレコード音盤)またはオーディオテープに録音した資料.録音図書ともいうが,録音図書の中でも特に英米図書館,出版社が製作しているものを指す場合が多い.英米では,録音資料が一般に普及するよりも早く,点字資料以外の視覚障害者向け資料としてトーキングブックを製作していた点に特徴がある.歴史的には,米国議会図書館が1934年に毎分33回転3分の1のレコードで製作したものを起源とし,その後はさまざまな回転数のレコード,各種のオーディオテープがトーキングブックに利用されている.また,通常の再生機器よりも操作の容易なトーキングブック専用の再生機器も開発されている.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む