操作(読み)ソウサ

デジタル大辞泉 「操作」の意味・読み・例文・類語

そう‐さ〔サウ‐〕【操作】

[名](スル)
機械などをあやつって動かすこと。「ハンドル操作する」「遠隔操作
自分都合のよいように手を加えること。「株価操作する」「帳簿操作する」
[類語]運転操る操縦扱う操舵面舵取り舵舵を取る運航運行走行通行交通

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「操作」の意味・読み・例文・類語

そう‐さサウ‥【操作】

  1. 〘 名詞 〙
  2. そうさく(操作)
    1. [初出の実例]「操作 サウサ シゴト」(出典:漢字国語字典(1892)〈山口仙松〉)
  3. ある目的のために特定の物を一定の手順で動かすこと。特に、器具や機械などを動かして作業すること。
    1. [初出の実例]「綱の操作をしてゐる二人の水夫」(出典:海に生くる人々(1926)〈葉山嘉樹〉一五)
    2. 「十四、信号機 人力又は電気により操作され」(出典:道路交通法(1960)二条)
  4. 物事をある状態になるように、あやつること。特に、自分の都合のよいように手を加えること。「株価を操作する」
    1. [初出の実例]「平均点六〇点になるように操作してくれたようで」(出典:三とせの春は過ぎやすし(1973)〈杉浦明平〉一)

操作の語誌

( 1 )幕末、明治期には、「操作」は多く「そうさく」と読まれ、意味も「はたらくこと。労働すること」であった。
( 2 )大正から昭和にかけて、機械などを動かして作業するという新たな意味を派生し、読みもソウサに固定したと思われる。


そう‐さくサウ‥【操作】

  1. 〘 名詞 〙 仕事をすること。はたらくこと。また、仕事。労働。そうさ。
    1. [初出の実例]「本土人は敏捷にして、操作に勤むと雖も、顔貌黒醜、習俗賤陋なり」(出典:輿地誌略(1826)八)
    2. 「其手亦操作(サウサク)する所の業に随ひ」(出典:造化妙々奇談(1879‐80)〈宮崎柳条〉六)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐梁鴻伝〕

操作の語誌

→「そうさ(操作)」の語誌

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普及版 字通 「操作」の読み・字形・画数・意味

【操作】そうさ

はたらく。

字通「操」の項目を見る

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