最新 地学事典 「トーレス累層群」の解説
トーレスるいそうぐん
トーレス累層群
Torlesse Supergroup
ニュージーランドの北島・南島の太平洋側,トーレス・テレーンに分布する上部ペルム~下部白亜系。主に砂岩・砂岩泥岩互層を主とする海溝充塡堆積物からなり,スピライト質玄武岩・チャート・石灰岩・赤色泥岩・緑色泥岩などのメランジュ相を伴う。南島では,西側の広域変成相であるハースト片岩類との境界は漸移的。Halobia・Monotis・Buchia・Inoceramusなどの二枚貝やTitahiaなどの生痕化石を散点的に産出。両端をスラストで切られた覆瓦状地質体が繰り返す付加体の構造を示す。北島の層状チャートの放散虫化石年代は,西から東へ,ペルム紀後期~ジュラ紀後期と新しくなる傾向を示す。名称は南島カンタベリー地方内陸部のTorlesse Rangeに由来。
執筆者:相田 吉昭
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

