ドゥバイタ(英語表記)dvaita

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドゥバイタ」の意味・わかりやすい解説

ドゥバイタ
dvaita

インド哲学用語。二元論。 12~13世紀の哲学者マドバの唱えた多元論的実在論をいう。最高神多数個我も物質世界もすべて真実の実在者であり永遠不滅であるが,それらは互いに異なったものであるとし,別異性が事物本質であるという説。そして最高神ビシュヌは独立であり,個我はそれに依存しているとした。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android