ドラマターグ(その他表記)dramaturge

翻訳|dramaturge

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドラマターグ」の意味・わかりやすい解説

ドラマターグ
dramaturge

劇場所属の文芸部員。本来は美術館の文芸部員と同様の職務を行う職種をさすが,近年,特にヨーロッパでは,所属する劇場で上演される演目に対し演出的かかわりをもち,特にその重要性が認識されるようになった。その職務内容には,レパートリーの選択,上演台本の翻訳・改作・作成,自作品の提供,さらに上演される戯曲の上演史から戯曲の文化的・社会的・政治的文脈の調査・考察,実際の上演における演出への協力までが含まれる。なかでもドイツにおいては,かつては G.レッシングがハンブルク国民劇場で,また B.ブレヒトがベルリンのドイツ座でドラマターグとして活躍し,劇作家としての活動基盤を得ていた。近年では,P.シュタインが集団指導的演出を行なっているベルリンのシャウビューネ劇場のドラマターグとして劇作家 B.シュトラウスの活躍が知られる。また,現代ドイツを代表する劇作家 H.ミュラーもかつてベルリーナー・アンサンブル東ベルリン・ドイツ座のドラマターグをつとめた。

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