ナターリア輝石(読み)ナターリアきせき

最新 地学事典 「ナターリア輝石」の解説

ナターリアきせき
ナターリア輝石

natalyite

化学組成Na(V3+, Cr3+)Si2O6の輝石族鉱物。単斜晶系,空間群C2/c,格子定数a0.958nm, b0.872, c0.527, β107.16°,単位格子中4分子含む。微細な粒状結晶。鮮緑色,ガラス~絹糸光沢,条痕緑色。劈開{110}に完全。硬度~7,比重3.6。薄片では鮮緑~緑黄~黄色,多色性顕著,屈折率α1.741, β~γ1.762, 2V(-)8°~12°。少量のMg, Ca, Alを含む。輝石グループの一員。ロシアのバイカル地方にあるSlyudianska変成岩中にエスコラ石-カレリアナイト,灰クロム-灰バナジンざくろ石,クロムとバナジンを含む電気石,りん灰石などを伴う。名称はロシアの地質学者Natalya V.Frolova(1907~60)にちなむ。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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