ナッハマンゾーン(読み)なっはまんぞーん(英語表記)David Nachmansohn

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ナッハマンゾーン」の意味・わかりやすい解説

ナッハマンゾーン
なっはまんぞーん
David Nachmansohn
(1899―1983)

ロシア生まれのアメリカの生理化学者。ベルリン大学ハイデルベルクのカイザー・ウィルヘルム研究所(現、マックス・プランク研究所)、パリ大学などで研究し、1939年アメリカに渡り、初めはエール大学にいたが、のちコロンビア大学に移り、同大学医学部教授になった。彼の研究は神経伝達に関する生化学がおもなもので、とくに興奮伝達物質であるアセチルコリンコリンとの相互転換に関与するアセチルコリンエステラーゼコリンエステラーゼⅠ)、コリンエステラーゼ(偽コリンエステラーゼ)、コリンアセチルトランスフェラーゼなどの酵素の性状や機能に関する研究で知られる。

[宇佐美正一郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android