最新 地学事典 「ナナイモテウティス」の解説
ナナイモテウティス
学◆Nanaimoteuthis
軟体動物頭足類の絶滅属で,白亜紀後期の北太平洋に分布。カナダ,バンクーバー島のNanaimo層群産の下顎化石に基づき,N. jeletzkyiを模式種としてTanabe et al. (2008)により提唱。北海道の蝦夷層群からは模式種のほかに2種の下顎化石が記載されている。本属3種の下顎はキチン質で,形態的特徴から鞘形亜綱八腕上目コウモリダコ目に分類される。下顎のサイズから推定された3種の触腕を除く外套長は40~70cmで,現生コウモリダコ(Vampyroteuthis infernalis)の外套長(約10cm)に比べて大きい。
執筆者:棚部 一成
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

