ナナバケシダ(その他表記)Tectaria

改訂新版 世界大百科事典 「ナナバケシダ」の意味・わかりやすい解説

ナナバケシダ
Tectaria

オシダ科の常緑多年生シダ植物。狭義にはナナバケシダは沖縄からニューギニアにかけて分布する種T.decurrens (Pr.) Copel.をさすが,園芸的にはナナバケシダ属Tectariaの総称とされることもある。狭義のナナバケシダは熱帯から亜熱帯原産で,葉は単葉から単羽状と多型で,七化羊歯(ななばけしだ)の名はこれに由来する。しばしば表面に黄色の鷹の羽状の斑(ふ)がはいる。葉脈は網状に細かく結合し,不規則な遊離脈がある。胞子葉はやや大型で高く伸び,包膜は円腎形。T.gemmifera (Fée) Alston(英名button fern)は葉面に多数の子芽を生じておもしろく,カレンコウアミシダT.simonsii (Bedd.) ChingやT.macrodonta (Fée) C.Chr.はゆったりとした葉面と黒や褐色の葉柄との対比が美しい。栽培は,赤土系の土壌で水はけよく作り,冬の保温に留意する。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 光田

関連語をあわせて調べる

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む