2007年に登録されたトルクメニスタンの世界遺産(文化遺産)。首都アシガバットの西15kmにあるパルティア王国(紀元前3世紀半ばから後3世紀)時代の都市遺跡。新旧2つのニッサに大別され、旧ニッサは、防御のために高くした城壁と40以上の塔がある。新ニッサは、9mの高さの城壁で囲まれた市街地跡で、2つの入り口が設けられていた。ニッサは、交易の十字路として、中央アジアや地中海諸国との交流が盛んだった一方、ローマ軍侵攻の砦として要衝の役割を担った。◇英名はParthian Fortresses of Nisa