日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヌプツェ山」の意味・わかりやすい解説 ヌプツェ山ぬぷつぇさんNuptse ネパール・ヒマラヤ山脈、エベレスト山群中の高峰。エベレスト山の南西約4.8キロメートル、ローツェ山(8516メートル)から西へ延びた尾根上にある。標高7879メートル。クーンブ氷河の源頭であるウェスタン・クームを馬蹄(ばてい)形に取り囲むように、エベレスト山、ローツェ山、ヌプツェ山が並ぶ。ヌプツェとは「西の峰」の意。独立峰としての姿をせず、鋸(のこぎり)の歯のようになっているため、山の魅力に欠ける。1961年イギリスのウォルムスレイ隊が南から初登頂に成功した。[金子史朗] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例