馬蹄(読み)バテイ

精選版 日本国語大辞典 「馬蹄」の意味・読み・例文・類語

ば‐てい【馬蹄】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 馬のひづめ。
    1. [初出の実例]「逐兎馬蹄承落日、追禽鷹翮払軽風」(出典凌雲集(814)春日遊猟日暮宿江頭亭子〈嵯峨天皇〉)
    2. 「財宝は大路に引散されて、馬蹄(バテイ)の塵と成にけり」(出典:太平記(14C後)一)
    3. [その他の文献]〔荘子‐馬蹄〕
  3. ばていけん(馬蹄硯)」の略。
    1. [初出の実例]「馬蹄 バテイ 硯異名也」(出典:伊京集(室町))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む