馬蹄(読み)バテイ

精選版 日本国語大辞典 「馬蹄」の意味・読み・例文・類語

ば‐てい【馬蹄】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 馬のひづめ。
    1. [初出の実例]「逐兎馬蹄承落日、追禽鷹翮払軽風」(出典凌雲集(814)春日遊猟日暮宿江頭亭子〈嵯峨天皇〉)
    2. 「財宝は大路に引散されて、馬蹄(バテイ)の塵と成にけり」(出典:太平記(14C後)一)
    3. [その他の文献]〔荘子‐馬蹄〕
  3. ばていけん(馬蹄硯)」の略。
    1. [初出の実例]「馬蹄 バテイ 硯異名也」(出典:伊京集(室町))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android