ネパール美術(読み)ネパールびじゅつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ネパール美術」の意味・わかりやすい解説

ネパール美術
ネパールびじゅつ

美術の遺跡は首都カトマンズ盆地とその近郊に集中し,仏教とヒンドゥー教が奇妙に混交した独特な宗教美術の世界をつくっている。また山間部にはラマ教美術の世界がある。初期の彫像としては『仏誕生浮彫』,476年銘のビシュヌの矮人の化身浮彫などがある。また高度な工芸技術を生かした青銅像の大半が海外に流出しており,パーラ朝時代の影響がみられる『蓮華手菩薩』 (ボストン博物館) は最も有名である。建造物としては首都近郊のパタン,スワヤンブナートなどにある仏塔や中世以降の木造の仏教・ヒンドゥー教寺院が独特な外観を呈している。

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