ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ネヘミア記」の意味・わかりやすい解説 ネヘミア記ネヘミアきBook of Nehemiah 旧約聖書歴史書の一つ。本来『エズラ記』とともに1巻の書で,ヘブライ語聖書では『エズラ・ネヘミア』と呼ばれる。ギリシア語訳では,別に存する外典『エスドラス (エズラのギリシア音訳) A』と区別するため『エスドラスB』と称し,ウルガタ訳では『エスドラスB』を分けて『エスドレI (エズラ書) 』『エスドレ II (ネヘミア書) 』としているが,この区別は3世紀頃には行われていたと思われる。一般には前 300年頃『歴代志』の続きとして同書の著者が編集したとされ,エルサレム城壁修復,宗教・社会改革,神殿祭儀復興などが述べられている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by