最新 地学事典 「ノイマン線」の解説
ノイマンせん
ノイマン線
Neumann line
カマサイト結晶面のエッチング時に現れる微細な線。結晶の違いにより種々の方向を示す。H.H.Uhlig(1955)によれば,これは機械的に双晶した金属の薄層で,(112)面に沿ったカマサイトの体心立方構造の双晶によって生ずる。ヘキサヘドライト中では普遍的に存在,オクタヘドライトのカマサイト帯と石質隕石のカマサイト粒子中にもみられる。隕石のFe-Ni相中のノイマン線の存在は,かなり低温(<300℃)でも強い機械的変形があったことを示す。参考文献:H.H.Uhlig(1955) Geoch. Cosmoch. Acta,Vol.7
執筆者:鈴置 哲朗
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

