のしいか

日本大百科全書(ニッポニカ) 「のしいか」の意味・わかりやすい解説

のしいか

するめの加工品。するめを調味液につけたのち、薄く伸ばしてつくる。江戸時代、松前(まつまえ)藩(北海道)の特製品で、将軍家へ毎年献上されていたという。本来は、するめをみりんに浸したあと木槌(きづち)で打ち伸ばしたものである。現在は、するめの足、えんぺらなどを取り除いた胴の部分をぬるま湯につけて皮をはぎ、しょうゆ、砂糖、塩などをあわせた調味液につけたのち火であぶる。これをローラーの間を数回くぐらせて伸ばす。そのままおやつに、また酒のつまみに用いられる。

河野友美

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む