ノビシヤド

山川 日本史小辞典 改訂新版 「ノビシヤド」の解説

ノビシヤド

キリシタン修道会入会希望者が誓願をたてるまでの期間修養する修練院。日本人司祭養成を目的とするキリシタンの教育組織は,イエズス会巡察師バリニャーノによって進められた。ノビシヤドは,初等教育を施すセミナリヨと,神学校としてのコレジヨ中間に位置した教育機関。1580年(天正8)豊後国臼杵(うすき)(現,大分県臼杵市)に設置されたが,86年豊後に侵入した島津氏により破却。その後は,各地を転じ,97年(慶長2)閉鎖された。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む