ノンブロッキングキャッシュシステム

ASCII.jpデジタル用語辞典 の解説

ノンブロッキングキャッシュシステム

メモリーキャッシュシステムの構成方法の1つ。キャッシュミスが発生した場合でも、CPUからのキャッシュへのアクセスが可能で、命令実行を継続できるようにするもの。Pentiumなどのプロセッサーは、キャッシュミスが生じると、メインメモリーからキャッシュへのデータ転送が行なわれている間、キャッシュへのアクセスができなくなり、命令の実行が止まってしまう。これに対し、ノンブロッキングキャッシュシステムを備えたPentium IIでは、同時に4つまでのキャッシュミスを保持しながら、CPUからキャッシュへのアクセスを継続して行なうことができる。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android