ペンティアム(読み)ぺんてぃあむ(その他表記)Pentium

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ペンティアム」の意味・わかりやすい解説

ペンティアム
ぺんてぃあむ
Pentium

インテルが提供したCPU中央処理装置)の名称、およびその後継CPUのブランド名。インテルが開発したx86または80x86系とよばれるアーキテクチャー(基本設計概念)に含まれる。

 i486という型番のCPUの次世代製品として1993年に発表されたが、インテルのプロセッサーとしては第5世代にあたり、「5」を意味する「Penta」を用いた名前がつけられた。それまでの製品は、数字アルファベットなどを組み合わせた型番で表していたが、ペンティアム以後は固有の名称がつけられるようになった。

 ペンティアム・シリーズはPentiumから始まり、その後もPentium Ⅱ、Pentium Pro、Pentium Ⅲ、Pentium 4、ノートパソコン向けのPentium Mなど、機能強化をしながら長く使われるブランドになった。その後インテルでは、2006年に新ブランド名としてコアCoreを発表している。しかし2011年時点でも、ベーシックなコンピューティング向けプロセッサーとして、ペンティアムプロセッサーは提供され続けている。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

IT用語がわかる辞典 「ペンティアム」の解説

ペンティアム【Pentium】

1993年にインテルが発表したマイクロプロセッサーの製品名、および派生製品のブランド名。同社の32ビットマイクロプロセッサーi486の後継として開発され、x86シリーズの第5世代にあたる。

出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報

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