ノーレス

化学辞典 第2版 「ノーレス」の解説

ノーレス
ノーレス
Knowles, William S.

アメリカの有機化学者.ハーバード大学で化学を学び,1942年コロンビア大学にて博士号を取得後,Thomas and Hochwait研究所(のちにモンサント社に合併)に勤務.戦後コルチゾンを医薬品として商業化するためにモンサント社からR.B. Woodward(ウッドワード)のもとへ派遣され,コルチゾン合成研究を行う.1960年代半ばからは不斉水素化反応の研究に着手し,遷移金属錯体がキラル触媒に利用できることを見いだした.これによって,二つの鏡像体のうち必要な一方を選択的に得られるようになり,パーキンソン病治療薬であるL-DOPAの生産に利用されている.キラル触媒による不斉水素化反応の研究により,2001年野依良治とともにノーベル化学賞を受賞した.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む