最新 地学事典 「ハイランド岩体」の解説
ハイランドがんたい
ハイランド岩体
Highland complex
スリランカ中央部に南北に分布する高度変成岩。従来のハイランド・グループとサウスウェスト・グループを合わせたものにほぼ相当。おもにグラニュライト相の変成岩類から構成され,3,500Ma〜1,500Maの砕屑性ジルコンを含む砂泥質片麻岩,苦鉄質グラニュライト,石灰珪質岩,チャーノッカイトなどとともに,キャンディー周辺地域にはAlやMgに富むサフィリングラニュライトなどの超高温変成岩類が分布する。時計回りの温度・圧力変化経路を示し,最高変成条件の獲得は約600〜550Maに起こった。本岩体の東縁は東フェルゲンツの衝上断層でビジャヤン岩体と接し,西縁は1,100Ma以降の砕屑性ジルコンを含み本岩体と同時期に角閃岩相変成作用を受けたワンニ岩体と接するが,境界は不明瞭。
執筆者:小山内 康人・谷 保孝
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

