最新 地学事典 「チャーノッカイト」の解説
チャーノッカイト
charnockite
広義にはハイパーシンを含む珪長質~中性の岩石で主構成鉱物のマイクロパーサイト・石英・オリゴクレースが青緑色を示すため,特徴的に暗青緑色をもつ岩石。狭義には,このうち花崗岩質岩に対してのみ使用。グラニュライト相地域にのみ特徴的に産出。火成岩・変成岩のいずれにも使用されるが,IUGS(1989)では花崗岩質深成岩に限定。T.H. Hollandがマドラス(チェンナイ)のハイパーシン(しそ輝石)花崗岩~斑れい岩(Charnockite series)に対し,Job Charnock(近代カルカッタ(コルカタ)の建設者,1693年没,墓石がこの石であった)にちなんで命名。L.L.Fermor(1936)はインド半島の先カンブリア基盤をチャーノッカイト区と非チャーノッカイト区に区分。S.Narayanaswami(1975)はチャーノッカイト区をCharnockite-Khondalite Systemとして定義。
執筆者:吉田 勝・加納 隆
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

