普及版 字通 「ハツ・バツ」の読み・字形・画数・意味

12画
[説文解字]

[字形] 形声
声符は
(はつ)。
は
殺(たくさつ)された犬の形。軍を出すときなどに、道祖神を祭り、犬牲を轢(ひ)いて出発した。〔説文〕十四上に「出でて將(まさ)に
に事
らんとするときは、必ず先づ其の
に
げ、壇を立てて四
し、
(かや)を
(た)てて以て
を依らしめて、
を爲す。
に祭りて犯
(はんばつ)し、牲を轢いて行くを範
(はんばつ)と爲す」(段注本)とし、「詩に曰く、羝(てい)を取りて以て
す」と〔詩、大雅、生民〕の句を引く。軍事的な目的などで、いわゆる「飲餞」を行うときに、この範
を行う。犬牲を以て車を祓い清める意であろう。跋(ばつ)と通用することがある。[訓義]
1. みちのまつり、出行の礼。
2. はらい。
3. 跋(ばつ)と通用し、山を行くこと。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕
オモムキ・マツリコト 〔字鏡集〕
オモムキ・メグル・マツリテ[熟語]
祭▶・
壌▶・
渉▶・
壇▶[下接語]
告
・祭
・釈
・推
・祖
・羝
・犯
・範
・轢
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

