精選版 日本国語大辞典 「はねきる」の意味・読み・例文・類語 はね‐き・る 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「はねぎる」とも )① ( 「きる」は霧る ) はばたきをして、水しぶきなどを立てる。[初出の実例]「埼玉の小埼の沼に鴨そ翼霧(はねきる)己が尾に降り置ける霜を掃ふとにあらし」(出典:万葉集(8C後)九・一七四四)② ( ①から転じたものという ) 忙しくとび回る。はしゃぎ回る。とびはねる。[初出の実例]「北の方はねきりをるを」(出典:落窪物語(10C後)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例