ハリハラ像(読み)ハリハラぞう(その他表記)Harihara

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハリハラ像」の意味・わかりやすい解説

ハリハラ像
ハリハラぞう
Harihara

ヒンドゥー教神像ビシュヌ神とシバ神が合体した神像で,ビシュヌの別名ハリとシバの別名ハラの合成語左半身がビシュヌで右半身がシバであるといわれる。カンボジアの前アンコール期に特に尊信された。プラサート・アンデト出土,プノンペン博物館蔵の7世紀の立像は,傑作として知られている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android