ハンター・バリー(読み)はんたーばりー(その他表記)Hunter Valley

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハンター・バリー」の意味・わかりやすい解説

ハンター・バリー
はんたーばりー
Hunter Valley

オーストラリア、ニュー・サウス・ウェールズ州中部東岸、ハンター川流域の地域名。同国最古最大のワイン産地で、酪農肉牛羊毛、小麦の農牧業地帯でもある。洪水多発地域としても知られる。なお、この地域のあるハンター地方は面積3万0920平方キロメートル、人口54万0491(1996)。中心都市はニューカッスル。1790年代以来の歴史をもつ炭田地帯で、産炭量(約2600万トン)は同州の2分の1余りを占める。

[谷内 達]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android