音楽用語ダス
「ハーモニクス奏法」の解説
ハーモニクス奏法[harmonics playing]
実音ではない、ハーモニクスを鳴らしてプレイする特殊奏法。拡張の1/2、1/3、1/4、1/5…の位置に指を軽く触れる程度に置き、ピッキングすると同時に、その指を離した時にでる倍音を強調する奏法。ギターでは次の3種類のハーモニクス奏法がある。(1)ナチュラル・ハーモニクス:チューニングの際に使用する5、7、12フレットなどで出る、普通のハーモニクスを使ってプレイする。(2)ピッキング・ハーモニクス:フラット・ピックの先端がちょっと見えるぐらいに深く持ち、ピッキングの直後(ほとんど同時)に、ピックを持っている親指の腹を弾いた弦に当ててハーモニクス音を出す。弾く位置は左手で押さえているポジションからブリッジまでの間の1/2、1/3…の所を弾く。(3)人工ハーモニクス:たとえば、5フレットを0フレットと想定して、一般的な奏法だと右手の人差し指でハーモニクスを得たいフレットに軽く触れ、親指でピッキングする。と同時に人差し指を離すとハーモニクス音が得られる。
出典 (株)ヤマハミュージックメディア音楽用語ダスについて 情報
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