( 1 )古くはオホオヨビ。一二世紀頃にオホユビとなり、近世まで親指の呼称の中心的なものとして使用されている。
( 2 )オヤユビは元祿時代頃(一六八八‐一七〇四)から例が見えるが、オホユビの勢力も依然強く、節用集類でもオホユビの訓のものが多い。「書言字考節用集」では、「拇」に対し右に「オホユビ」、左に「オヤユビ」と訓を付している。おそらく、当時としてはオホユビを正しいとする意識があったのであろう。明治になって、オヤユビがオホユビを圧倒する。
…手のひらの屈曲(前方へ曲げる)・伸展(後ろへ反らす),および内転(手のひらを小指側へ倒す)・外転(同じく母指側へ倒す)を行い,この4方向の運動を順をおって続けると,描円(分まわし)ができる。手
[母指の手根中手関節]
母指(親指)は他の指に比べてひじょうによく動く。その原因がこの手根中手関節の動きによる。…
…両者合わせて軽くへこんだ皿状をなし,その凹面(前面)を〈手掌(しゆしよう)palm〉〈手のひら〉または〈たなごころ〉といい,凸面を〈手背back of the hand〉または〈手の甲〉という。指は5本あって,これを橈骨の側から尺骨の側へ順次に〈第1指,母指,親指〉〈第2指,示指,人差指〉〈第3指,中指(ちゆうし∥なかゆび)〉〈第4指,薬指(やくし∥くすりゆび)〉〈第5指,小指(しようし∥こゆび)〉と呼ぶ。母指は2節からなり,太くて短く,手根中手関節が多軸性に動く。…
※「親指」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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