バイオリン音楽(読み)バイオリンおんがく(その他表記)violin music

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バイオリン音楽」の意味・わかりやすい解説

バイオリン音楽
バイオリンおんがく
violin music

最古のバイオリン作品として L.マレンツィオの『幕間シンフォニア』 (1589) や,C.モンテベルディの『オルフェオ』 (1607) のなかの2つのバイオリンを伴うアリアなどがあげられる。さらにイタリアのマントバ楽派によって,重音奏法,トリル,トレモロ,ピッチカートなどの技法が開拓された。ドイツではイタリア以上に重音奏法が発展し,J.S.バッハの無伴奏ソナタやパルティータなどが作られた。 18世紀には管弦楽や室内楽において旋律楽器として重要な役割を演じ,ハイドン,モーツァルトらによるすぐれた作品が数多く作られた。ソロ楽器としては G.ビオッティによって近代奏法の基礎が築かれ,パガニーニによる技巧的な名人芸的作品が作られた。 20世紀になると,作曲技法に即した演奏技巧が要求されるようになった。

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