ばた屋(読み)バタヤ

デジタル大辞泉 「ばた屋」の意味・読み・例文・類語

ばた‐や【ばた屋】

ごみ箱や道路上で紙くず・ぼろ・金物などの廃品を回収して生活する人。
[類語]屑屋

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精選版 日本国語大辞典 「ばた屋」の意味・読み・例文・類語

ばた‐や【ばた屋】

  1. 〘 名詞 〙 街路やごみ箱の中などの廃品を集めて生活する人をいった語。くずひろい。〔現代新語集成(1931)〕

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世界大百科事典(旧版)内のばた屋の言及

【くず屋(屑屋)】より

…西鶴の《好色一代女》には紙くず拾いのいたことがみえ,山岡浚明(まつあけ)の《類聚名物考》には,関東の紙くず拾いは籠をかつぎ,竹の長ばしで道路に落ちている紙くずを拾うとしている。近代ではくず屋は手車やリヤカーをひいて廃品や不用品を買い集め,紙くず拾いはバタ屋と呼ばれるようになった。現代では一般に廃品回収業と呼ばれ,拡声器を備えたトラックで町や村を巡回し,古新聞や古雑誌をもとめる〈チリ紙交換〉がこうした業種を代表するものとなっている。…

※「ばた屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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