普及版 字通 「バツ・ハツ・やどる・ね」の読み・字形・画数・意味

9画
(異体字)
8画
[字訓] やどる・ね
[説文解字]

[字形] 形声
声符は
(はつ)。〔説文〕一下に「艸の根なり。~春艸、根枯る。之れを引きて土を發するを撥(はつ)と爲す。故に之れを
と謂ふ」と、撥土の意とする。〔詩、召南、甘棠〕に「召伯の
(やど)りし
」とあり、广(げん)部に〔甘棠〕の句を引いて字を
(はつ)に作る。〔箋〕に
を草舎の意とするが、旅の仮廬に旅宿りする意であろう。旅宿りはその地霊に接するための、魂振りとしての意味をもつものであった。[訓義]
1. やどる、野にやどる。
2. ね、くさのね。
3. のうぜんかづら。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕
ヤドル 〔
立〕
ハチス・マタ・クサヤ・ヒシ[熟語]
舎▶・
渉▶・
▶[下接語]
憩
・根
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

