甘棠(読み)かんとう

精選版 日本国語大辞典 「甘棠」の意味・読み・例文・類語

かん‐とう‥タウ【甘棠】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かんどう」とも。「かんとう(甘棠)の詠(えい)」の故事をふまえて用いられることが多い ) 植物ずみ(桷)」の古名
    1. [初出の実例]「无於民農故召伯所以憩甘棠」(出典:続日本紀‐慶雲三年(706)三月丁巳)
    2. 「一つの甘棠のもとをしめて政を行ふ時」(出典:東関紀行(1242頃)赤坂より橋本)
    3. [その他の文献]〔詩経‐召南・甘棠〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...

代謝の用語解説を読む